膝蓋骨脱臼(パテラ)の症状・原因・治療法・予防について

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このページでは、小型犬などに起こりやすい膝蓋骨脱臼(パテラ)の症状・原因・治療法・予防について詳しくまとめています。

 

目次

 

膝蓋骨脱臼(パテラ)とは

膝蓋骨脱臼とは、その名前の通り、膝関節の脱臼で、後肢(後ろ足)の膝の関節にある膝蓋骨(いわゆる膝の皿)が正常な位置からずれたりはずれてしまい、症状(グレード)の重さによって、足を気にしながら歩いたり、跛行をしたり、症状が進むと、歩くことが出来なくなる重篤な疾患です。

 

好発犬種・猫種

ミニチュア・ダックスフンド、ポメラニアン、トイ・プードル、イタリアン・グレーハウンド、チワワ、マルチーズ、ヨークシャ・テリア、ボストン・テリア
など

 

犬の場合トイプードル、チワワ、ポメラニアン・ヨークシャ・テリア等などの小型犬に膝蓋骨脱臼は起きやすいとされます。

ただ、転倒や落下などの事故や加齢などによって他の小型犬・中型犬・大型犬でも起こることがあり、全犬種で注意すべき疾患です。

猫の膝蓋骨脱臼の場合は犬と比べ症例数が少ないとされており、転倒や落下などの事故や加齢で膝蓋骨脱臼になることがあり、好発種は少数でデボンレックスやシャムでは注意が必要といわれています。

 

補償対象となるペット保険

膝蓋骨脱臼の治療は、初期段階でも検査費や長い通院が必要になることもあり、悪化すると手術が必要で、治療費は高額になりがちです。
ペット保険会社により、補償対象となる場合がありますので、膝蓋骨脱臼の治療に備えたい方は以下をご参考ください。

 

補償に関しての注意点

注意1

原則として、加入前にすでに発症してしまっている病気やケガ(既往症)については、どのペット保険会社でも対象とはなりません。

注意2

加入後であっても、先天性疾患と診断された場合、補償開始後に獣医師の診断によりはじめて発見された場合は、補償される場合、補償されない場合がございますので、個別お問い合わせ下さい。

注意3

ご契約時の告知書は、正確にご記入ください。告知に虚偽の申告をした場合は、告知義務違反となり、契約解除や悪質な場合は法的処置の対象となるケースもございますのでご注意ください。

注意4

過去に膝蓋骨脱臼の罹患歴がある場合、補償対象とならない場合もございますので、ご加入前に各保険会社にご確認ください。

 

補償対象となるペット保険会社一覧

 

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ペットの種類
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犬
猫
鳥・うさぎなど
鳥・うさぎなど
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膝蓋骨脱臼の症状

膝蓋骨脱臼の症状はグレード1~4の4つに分けられており1・2であれば投薬などの内科的治療となり、3では外科的治療が推奨され、4では手術が必須となり最悪手術ができないケースもありますので早期発見・早期治療が必要です。

 

グレード1

犬猫は無症状であるケースが多く、そのため飼い主もかなり詳細に日々健康チェックをしていないと気づくことはできません。

動物病院での定期健診などをして「膝が緩い」と言われ始めて気づく場合が多いようです。

膝蓋骨は手で押すと脱臼するが、手を離せば正常位に戻る状態です。

 

グレード2

犬猫が足を引きずる仕草をみせたり、膝関節を気にする仕草があり、症状に気づくことが多いようです。

日常生活には大きな支障はありませんが、脱臼時には足を引きずる跛行(はこう)の症状がでますので、おかしいなと思ったらすぐに動物病院の診察をうけましょう。

グレード2ですと、他の打撲や捻挫など軽傷のケガなどと同じ症状にも見えるため、治療・予防せず放置すると、骨の変形や靭帯に負担をかけ、頻繁に跛行するなど症状の悪化を招きます。

膝蓋骨の状態は、手で脱臼させるか膝関節を曲げたときに自然に脱臼してしまい、足を後ろに伸ばし関節を伸ばすか手で膝蓋骨を押し戻すと整復します。

 

グレード3

犬猫に明らかな異常が出ます。跛行の症状が常態化しはじめ、患部に痛みがあるため、頻繁に気にするそぶりや悲鳴を上げることもあり、日常生活を送ることが難しくなります。

脱臼した膝蓋骨の状態は、関節を伸ばして手で押し戻すまで戻らず、膝関節を曲げたり伸ばしたりすることで、膝蓋骨が容易に再脱臼してしまうため、動物病院でも整復してもすぐに脱臼した状態に戻ってしまうことが多いようです。

このような重篤な症状からグレード3からは外科手術が推奨されることが多くなります。

 

グレード4

非常に危険な状態です。犬猫は強い痛みに苦しみ、関節を曲げたまま歩く状態になり歩行そのものが不自由になってきます。

グレード4では、膝蓋骨の状態は常に脱臼しており、重度の骨の変形や膝蓋骨が滑る溝(大腿骨滑車溝)は浅いか欠損し、整復自体困難で、外科手術もできないケースもあります。
脱臼に留まらず、前十字靭帯の破損を伴っていることもあります。

 

膝蓋骨脱臼の原因

膝蓋骨脱臼の原因は、「先天性」と「後天性」のものがあります。

 

先天性

生まれたときから、膝の関節を覆う筋肉や骨の形などに異常があり、それが原因で脱臼してしまいます。

遺伝の可能性もあり、大型犬や猫に発症した場合は股関節の形成不全を伴っていることが多いようです。

 

後天性

後天性の原因は、高いところから飛び降りた際などに足や膝を強く打つなどの物理的なケガの影響が原因の場合と、滑りやすい床の上で生活するなど、生活環境による原因で発症することもあります。

 

膝蓋骨脱臼の治療法

膝蓋骨脱臼の治療については、症状の進行状況と年齢に適した治療を行う形になります。

 

グレード1~2などの軽傷、グレード3の場合

消炎鎮痛剤で炎症を抑え、グルコサミンやコンドロイチン等のサプリメントで症状緩和や関節保護を行う等支持療法を行うともあります。ただし、外科手術で膝蓋骨が正しい位置に整復できなければ完治は難しいとされています。

 

グレード4などの重度の場合

生涯歩行異常を抱えることになる可能性が高く、獣医師とよく相談をし、症状の管理と手術のタイミングを検討していく形になります。

 

幼犬・幼猫と老犬・老猫での治療の違い

幼犬・幼猫の場合は体の成長に伴い骨も大きくなるため早期に手術したほうが良いケースがありますが、老犬・老猫では、手術に耐えることが出来ず亡くなる可能性もあるため、グレードが進行していても症状の管理を中心に治療していくことになります。

 

膝蓋骨脱臼の治療費

膝蓋骨脱臼の治療費については軽症でも重症でも高額になりがちです。

軽症の場合でも、定期的な通院が必要となり、例えばひと月に2回通院すると1通院2,000円かかった場合、年間で4万8千円となります。手術をしないと完治が難しいとされるため罹患してからずっと通院するとなる可能性があり、総額では、かなりの金額になります。

 

また、関節整復手術費用は高額で、片肢の場合でも20万円以上かかることも珍しくありません。両肢に発症した場合、治療費はより高額になり、術後も入院や継続通院するケースも多く、完治までは通院のみでの治療と同様にかなりの金額となるでしょう。

 

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膝蓋骨脱臼の予防

予防に関して重要なのは、まず飼育しているぺットの特性を知ることが重要です。具体的には好発犬・猫種なのかどうかです。

好発種で先天性異常の場合、予防は不可能ですが、発症してしまう可能性があることを念頭におき、定期的に健康診断を受けることで、早期発見早期治療が可能になります。

また、後天的な膝蓋骨脱臼を予防するには、落下や転倒などによるケガにつながる要因を減らすことが重要です。

 

予防策の具体例

  • ・椅子の上などの高い場所に上らないような家具の配置にし、お子さんが抱っこされるときなどは特に落下させないよう家族が注意しましょう。超小型犬といわれるチワワなどは低地からの落下・着地で脱臼することもありますので特に注意が必要です
  •  

  • ・ドッグラン等では過度の運動はさせてはいけません。特に走行時の急な方向転換など膝に負担がかかる運動は避けましょう。興奮してしまい、コントロールが効かないケースがないように、事前のしつけやトレーニングを実施し、意思疎通ができるようにしましょう
  •  

  • ・フローリングの床上で走った際に滑って転倒・脱臼することも多く、転倒対策として、コルクマット、じゅうたんなどを敷く、足裏の被毛を定期的にカットして、滑らないような工夫を施すなどを実施しましょう。

 

また、人間同様体重の増加は膝への負担になるため、食生活の管理と適切な運動を行い適切な体重管理を行うことも重要な予防策です。

 

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募集文書番号
  • PS保険 GC180803
  • イーペット EPHPAG018-002

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