ミニチュア・ダックスフンドの保険

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ミニチュア・ダックスフンドとは

ミニチュアダックスフンドとは、ダックスフンドの1種類でドイツでアナグマを追う猟犬として飼育されてきたダックスフンドを改良し、19世紀末ころに誕生しました。
日本国内でもポピュラーな犬種で法人ジャパンケネルクラブ(以下JKC)の2016年飼育頭数ランキングで3位(カニーンヘン5,836・ミニチュア20,239・スタンダード78)なっています。
ダックスフンドの種類は3種類ありますが、日本国内のダックスフンドの多くがミニチュアダックスフンドです。

ミニチュア・ダックスフンドの容姿

ミニチュアダックスフンドの容姿の特徴は、体高の約2倍の長さという短足胴長の体型と、垂れ耳でマズルが長く嗅覚に優れ筋肉質な身体です。
ダックスフンドは、大きさで種類が分けられ15ヶ月時点で体重5kg、胸囲30~35cmのダックスフンドがミニチュア・ダックスフンドとされています。(JKC規定)
被毛は、スムース、ロング、ワイアーの3種類です。被毛の長さによりお手入れ方法が異なり、最も被毛の短いスムースはお手入れが簡単です。
ミニチュア・ダックスフンドの毛色は多く、スムース・ロングでは、チョコレート&タン、ブラック&タン、ブラック&クリーム等2色の毛色が混じる被毛あります。単色の毛色は、レッド、レディッシュ・イエロー、イエロークリーム、チョコレートが一般的です。、
ワイヤーについてのみ、ワイルド・ボアー・カラー(野猪色)、デッド・リーフ(枯葉色)、ソルト・アンド・ペッパー(ごま塩色)など特徴的な毛色が存在しています。

ミニチュア・ダックスフンドの性格

ミニチュアダックスフンドの性格は、猟犬種の為、飼い主に従順で明るく陽気で非常に活発です。また凶暴なアナグマと対峙する猟犬のために改良された経緯から勇敢な性格をしています。
やや頑固なところがありますが、賢く、猟犬としてのルーツがあるため環境への順応性があり、しつけや訓練は受け入れやすい性格です。
ただし、自立心の高い猟犬種ですので、飼い主が主人としての振る舞いをせず、甘やかしすぎると、自分が群れのボスと勘違いを起こし扱いにい問題犬となってしまうことがあるため飼育する際は注意が必要です。

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ミニチュア・ダックスフンドのかかり易い病気

ミニチュアダックスフンドは適切な健康管理をしていれば元気で健康な犬種ですが、垂れ耳のため外耳炎の注意が必要で、身体的特徴の短い脚と長い胴のため、椎間板ヘルニアや膝蓋骨脱臼などの関節異常を起こすことが多く注意が必要です。

外耳炎

垂れ耳のため、汚れが溜まり易く、蒸れ易いため、耳の中の炎症を起こし易い犬種です。被毛の長さにかかわらず注意が必要な病気で、常在菌のマラセチア性の外耳炎などは、治りづらく長期の治療が必要になります。
治療については、主に通院と投薬で、1回当たりの治療費は数千円程度ですが、長期化するケースが多く完治までには時間がかかります。

椎間板ヘルニア

ミニチュアダックスフンドとの病気として最もポピュラーで注意しなくてはいけないのが椎間板ヘルニアです。
椎間板ヘルニアには突発発症する「ハンセン1型」と進行性の「ハンセン2型」の2種類があります。
ミニチュアダックスフンドで頻発するのは前者のハンセン1型で、前触れもなく、叫び、後肢が動きずらくなり最終的には歩行不能になってしまいます。
「ハンセン1型」の発症原因は、激しい運動や、過度なジャンプ、肥満による背骨への負担により、背骨のクッションとして働く椎間板に、強い圧力が加わることで、突然椎間板が破綻し、椎間板の中身が飛び出して、脊髄を圧迫してしまうことで発症します。ミニチュアダックスフンドなどの「軟骨異栄養犬種」と呼ばれる犬種が好発種とされています。
「ハンセン2型」については、痛みや後肢の軽い麻痺が症状として現れ歩行不能になるケースはまれで、肥満・加齢が原因のため全犬種に発症する可能性があります。
どちらも初期段階では投薬・レーザー照射などの通院治療を行いますが、根治には外科手術が必要なケースが多い疾患です。

骨折

運動神経の高い犬種ですが、室内でスローリングに滑り転倒し骨折することや、ソファや椅子から飛び降り、階段での転倒での骨折が想定されます。
治療については、主に手術と入院、経過観察のための通院と投薬で、10万円以上の高額治療となります。

膝蓋骨脱臼

ミニチュアダックスフンドでも少なからず症例がある疾患で、膝関節(後肢)のお皿がズレ歩行が難しくなります。膝蓋骨脱臼には先天性異常の場合、後天性の傷害のケースがあります。
先天性異常のケースもありますが、どちらかというと骨折同様に室内での転倒で脱臼することや、肥満体になってしまい継続的に膝に負担がかかることで発症することが多いようです。
症状としては、足を引きずる(跛行)けんけんをして片足を上げながら歩くなどがあります。初期段階では症状もありませんが、膝が緩いといった診断を獣医師から受けた場合すでにステージ1の可能性があります。
治療については、ステージによって異なり、初期段階では投薬治療で、悪化すると歩行が困難になるため、手術が必要になります。10万円を超える高額治療になり入院・通院費用もかかります。
詳しくは、膝蓋骨脱臼(パテラ)の症状・原因・治療法・予防についてをご覧ください。

年齢ごとの飼育についての注意点

ミニチュアダックスフンドの平均寿命は13歳~17歳程度といわれ小型犬の中でも長寿の部類にはいります。長寿犬種とはいえ、健康な日々を過ごすにはそれぞれの年代にあった日々の健康管理を行っていく必要性があります

子犬期

迎え入れたばかりの場合、親から寄生虫感染をしているケースや、ペットショップやブリーダーの環境によっては、ケンネルコフを罹患しているケースもあり、関節の先天性異常は半年前後で出る可能性があり、予防接種時の健康診断でよく確認しましょう。
活発で好奇心も旺盛ですので、室内でも元気よく遊びます。転倒による骨折や異物誤飲には十分気を付けましょう。
また、アナグマを見つけるために地面を掘リ起こす作業をしていたため、猟犬の名残でこうした行動を家庭内でも行ってしまい、ソファやベットを傷つけてしまうことが多くあります。
こうした行動は習性なので完全に辞めさせることは難しく、外で十分に行わせ、室内では行わないようにしましょう。また幼いころからしつけが可能ですので、歯磨き、ブラッシングなどの健康管理や食事管理もふくめ、メリハリのあるしつけを行いましょう。
注意すべき病気・ケガ
ケンネルコフ
外耳炎
寄生虫症
骨折
異物誤飲

成犬期

ミニチュアダックスフンドは12カ月~15カ月で骨格の成長が終わり、成犬となります。
子犬時と比べれば免疫も安定し病気にかかりづらくはなります。
椎間板ヘルニア、膝蓋骨脱臼などの関節疾患の予防のための食事管理や運動不足にならないように日々の運動量を確保、被毛や耳のケアを十分に行い、外耳炎や皮膚炎も未然に防ぎましょう。

注意すべき病気・ケガ
椎間板ヘルニア
膝蓋骨脱臼
皮膚炎(アレルギー性、アトピー)

老犬期

7〜8歳くらいからは老犬期にはいりますので、元気な犬であっても、無理に激しい運動をさせないようにしましょう。若いころと同じ運動をしてしまうと椎間板ヘルニアを突如発症することもありますので、注意しましょう
老犬になるとどんな犬種でもかかりやい歯周病ですが、ミニチュアダックスフンドは好発種となっています。高齢になってからの歯石除去は、麻酔を使うため心臓に大きな負担をかけてしますので、日々の歯磨きや歯磨きガムなどを与えケアしていきましょう
10歳以降はさらに免疫が弱まっていきます、老化により目の疾患や感染症、心臓などの内臓疾患が現れることもありますので、より一層体調の変化に気を使ってあげましょう。
注意すべき病気・ケガ
歯周病(歯肉炎、歯周炎)
白内障
心臓疾患

 

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ミニチュア・ダックスフンドのペット保険についての口コミ

犬は猫以上に種類によって、容姿や特徴の違いから飼育方法やかかりやすい病気も異なってきますので、ペット保険を選ぶ際は、犬種ごとに必要な補償を理解しておくことが重要です。
ミニチュア・ダックスフンドであれば、外耳炎・関節疾患(膝蓋骨脱臼・椎間板ヘルニア)の好発犬種のためこれらが補償対象であることと、長期の治療に対応できるか、高額の手術も補償されるのかなどが重要なポイントになります。こうした内容はペット保険会社のサイトや保険代理店サイトなどでも比較することはできますが、ペット保険に加入している方の実際の口コミは気になるところです。
以下のリンク先 ペット保険グッチョイス姉妹サイト「ペット保険小町」では、ミニチュア・ダックスフンドのペット保険の口コミについて掲載しています。
ペット保険加入の際のご参考になれば幸いです。
 
ミニチュア・ダックスフンドの口コミはこちら > 

(ペット保険グッチョイス姉妹サイト「ペット保険小町」へ移動します。)

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