チワワの保険

チワワ保険
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チワワとは

チワワとは、世界的に公認された犬の中でも最も小さな犬種です。中南米のメキシコ産の犬でチワワという名前は、メキシコの最大の州に因んでいます。JKCでの飼育頭数は2016年50,405で2位となっており日本国内での人気犬種です。

チワワの容姿の特長

体格は2kg〜3kgで、超小型犬の部類に入ります。身体的特徴は、短めの鼻と愛らしい大きな耳と目です。体毛の長さによってスムース、ロングヘアーに分けられ、ロングヘアーであっても、寒さに弱く室内飼いが推奨される犬種です。体は小さいものの健康に細心の注意をしていけば20年生きることもあります。

チワワの性格の特長

性格的には、体格の割に気が強く、大きな犬が相手でも怯まず挑んでいくことがります。また、独立心のある犬で家族のなかでも限られた人間になつく傾向があります。こうした性格から、しつけについては注意が必要で、幼少時に甘やかすと、気に入らぬ事があればすぐに唸って噛み付くような社会適応力の無い犬になることもあります。

チワワのかかりやすい病気

チワワは耳、目が大きいため、外耳炎、や目の外傷やチェリーアイなどの病気になるケースが散見されます。また骨格が細いため、骨折しやすく、膝関節の脱臼を起こしやすい犬種です。
また、日本では無理な繁殖などで水頭症を持って生まれてしまう子犬もいるため、購入された際は、必ず確認が必要です。

水頭症

水頭症とは頭蓋骨の内部を満たしている脳脊髄と呼ばれる水のような液体が様々な要因で増加し、脳脊髄液が過剰に貯留することによって脳組織が圧迫され、多くの神経症状が起きるようになった状態を指します。
先天的な原因(出生前のウイルス感染や他の要因による発育不全)と、後天的な原因(頭部の外傷、ウイルス感染による脳炎、脳腫瘍など)で起こりうる。チワワにおいては後述する泉門開存とともに代表的な疾患とも言えます。

泉門開存

頭蓋骨頭の中央部にある泉門が成犬になっても閉じずに開いたままになっている状態を指す。どの犬種でも子犬の頃は 泉門部が開いているが、成長するにつれて閉じていく。しかし、チワワの場合は、成長後も閉じることなく開いたままの状態でいる場合が多い。開いていることにより外傷をうけると脳に直接ダメージが行ってしまい非常に危険。

膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)

後肢(後ろ足)のひざの関節のお皿(膝蓋骨)が、滑車溝といわれる正常な位置から内外へはずれ脱臼した状態をさす。先天性のケース・ケガによる後天性のケースがある。グレード(症状)により治療が異なります。グレードが高くなると手術が必要となります。

骨折

チワワの骨折で特に起こりやすいのは、前足の骨折です。椅子、ソファなどの少し高いところからジャンプしただけでも折れてしまうことはしばしばあります。
また、骨が細く折れやすいので犬どうしの喧嘩でも骨折してしまうことがあります。気が強いチワワでは起こりやすい骨折と言えます。

年齢ごとの飼育についての注意点

チワワの平均寿命は15歳程度といわれていますが、健康な日々を過ごすにはそれぞれの年代にあった日々の健康管理を行っていく必要性があります

子犬期

チワワを子犬期で迎え入れたばかりの場合、注意したいのは、水頭症と泉門開存です。
先天性或いは遺伝性疾患でこの二つの疾患が起きる可能性があります。残念ながら予防することはできないため、歩行困難、痴呆、旋回運動、凶暴化、頭部が大きくなるなど主な症状がでたらすぐに獣医師に相談しましょう。早期発見をすることで進行をおさえることが可能です。
また、膝関節も弱いため、前肢骨折や先天的あるいは後天的な膝蓋骨脱臼になることも多くあります。
注意すべき病気・ケガ
水頭症
泉門開存
膝蓋骨脱臼
骨折

成犬期

低血糖症は子犬の時期に起こることが多いのですが、成犬期にも起こることがあります。
発症は5歳以上の犬に多く、副腎皮質機能低下症(ホルモンバランスの異常)、膵臓の腫瘍(インスリンの過剰分泌)、敗血症(重度の感染症)などの疾患が原因で低血糖症を発症します。また環軸亜脱臼という先天性の脳疾患も成犬期に発症することがあります。
注意すべき病気・ケガ
低血糖症
環軸亜脱臼
(環椎-軸椎不安定症(環軸不安定症))

老犬期

老犬期にかかると、心臓、目、歯といった箇所に老齢性の疾患が発症することがあります。
特にもともと目の弱いチワワは白内障などの眼疾患は頻発します。
注意すべき病気・ケガ
僧帽弁閉鎖不全症
白内障
歯周病

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