オカメインコのペット保険 特長・健康管理・かかりやすい病気・けがのと予防

オカメインコ
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オカメインコとは

オカメインコとは、オウム目オウム科の200年ほど前からペットとして飼われている鳥です。
名前はインコですがオウムの一種であり、その象徴である冠羽も確認できます。もともとの生息地はオーストラリアで、広い地域に群れをなして生活しています。好んで生活するのは荒れ地やブッシュで、水辺の近くを選ぶことが多いといわれています。
農作物を食べることも珍しくないため、オーストラリアの農業従事者からは厄介者扱いされることもあります。
名前の由来は頬にある橙色の斑点が、おかめに似ていることです。おかめとよく似たことばにおたふくがありますが、おかめのほうが新しく江戸時代から使われているようです。オカメインコが日本に入ってきたのは1910年代のことです。それ以来ペットとして飼われていますが、見た目が地味なことから同じくオーストラリア産のセキセイインコと比べてなかなか普及しませんでした。
この鳥の販売価格は色によって異なり、1万円から6万円くらいの値札がつきます。平均寿命は約20年で、個体によっては30年以上生きるものもいます。

オカメインコの容姿の特徴

オカメインコの大きさは、30cmから40cmほどであり、その半分は尾羽が占めます。体重は100g前後ですから、鶏卵2個分と考えるといいでしょう。
ちなみに食事は1日に体重の10%ほどを摂ります。
見た目の特徴は立派な冠羽と尾羽、そしてなんといってもオレンジの頬です。オカメインコの毛色はさまざまあり、その珍しさによって販売価格が変わります。最も一般的なものはノーマルと呼ばれ、体が薄い灰色で頭部が黄色です。ルチノーはメラニン色素が薄く、体が白で頭部が薄い黄色です。
シナモンは灰色に赤が混じったもので、薄茶色ともいえる色をしています。米国で生まれたエメラルドは灰色の体に黄色が混ざり、黄緑色っぽい調子になっています。オカメインコの鳴き声は柔軟性があり、音真似や歌真似ができます。特にオスにそれを得意とする個体が多く見られます。飼い主といっしょで機嫌がいいときはさえずる程度での声量ですが、飼い主を呼んだり気を引いたりするときは大きな声を出します。

オカメインコの性格

オカメインコの性格

オカメインコは他のインコと比べて穏やかです。なので愛情を持って飼育することで信頼関係を築くことができ、良きパートナーとなることができます。
性格は性別によって差があります。オスのほうが活発であり、周囲のさまざまな物事に興味を示す傾向があります。メスはおとなしくて甘えん坊です。手乗りさせているとじっとしたまま動かなかったり、飼い主の方に頭を近づけて撫でることを要求したりします。強い力で噛むことはめったになく、子供がいる家庭でも安心して飼うことができます。

また知能が高いため、歌を教えると真似して歌ってくれるようになります。しつけたいことがある場合には、上手くできたときにご褒美のおやつを与えると覚えがよくなります。

他には警戒心が強いこともオカメインコの特徴です。昼間に窓の外を飛ぶ鳥に怯えてパニックになったり、夜の物音を恐れて暴れだしたりすることがあります。ケアしないと怪我をするほど暴れ続けることがあるから注意が必要です。

オカメインコのかかりやすい病気・ケガ

オカメインコがかかりやすい病気としては、風邪と結膜炎、腸炎が挙げられます。

風邪

風邪は人間と同様に、免疫力が低下しているときに菌やウイルスに感染して発症します。くしゃみや鼻水などの症状を示します。予防法は温度管理をしてやることと栄養バランスに気をつけながら餌を与えることです。

結膜炎

目ヤニが多かったり、涙目になったりしているときは結膜炎が疑われます。悪化すると目が白みがかった末に失明することもあります。はやめに動物病院に連れて行くのが賢明でしょう。

腸炎

下痢と嘔吐がある場合は腸炎かもしれません。かかりやすい病気ですから、毎日ゲージを掃除するときにチェックすることが欠かせません。

ケガ(切り傷と打ち身)

注意すべきけがは切り傷と打ち身です。
前述のとおり臆病な鳥ですから、パニックを起こすとケージや壁にぶつかります。落ち着いてから体をみると血を流していたり、びっこを引いていたりすることが少なくありません。手当ては人間と同じ用に消毒して保護することですが、けががひどい場合や治りが遅い場合は動物病院で診てもらうと安心です。

オカメインコを飼育する際の注意点

オカメインコを飼育する際にコミュニケーション、食事など注意すべきポイントを以下にまとめました。

コミュニケーションに関しての注意点

コミュニケーションに関しての注意は、臆病な性格を理解することです。
恐怖が高まるとパニックを起こして、暴れてしまう性質があるため飼い主が優しく声を掛けてあげることが大切です。

食事についての注意点

食事に関しての注意は、肥満体型にならないように気をつけることです。しつけをすると芸を身につけることもある鳥のため、ついついおやつを与えすぎてしまう飼い主がいます。その結果太ってしまうと、病気をしやすくなってしまいます。
餌はひまわりの種や麻の実など、脂肪分の高い種子をメインに与えるのが一般的です。また粟や稗などの雑穀も好みます。くわえて栄養バランスを整えるために小松菜などの青菜をあげるといいでしょう。ペットショップに置いてあるオカメインコ用の餌は、食いつきが良くなるように脂肪分が高くなっている製品が少なくありません。肥満にならないように気をつけながら与える必要があります。室温に関しての注意は、子供が快適に過ごせるように調整することです。1歳くらいまでは厚さと寒さで体調を壊すことがあるため、エアコンやヒーターを使うのが賢明です。

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