マメルリハのペット保険

マメルリハ
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マメルリハとは

マメルリハは手のひらサイズの小さなインコで、インコ科のルリハインコ属に分類されています。野生のマメルリハは南アフリカと南アメリカが主な生息地で、エクアドルやペルーの北西部、太平洋沿岸などで見られます。

ペットとしては世界的に見ても飼育の歴史が浅いので、マメルリハが日本に入ってきたのは最近のことです。
ただ、小型で鳴き声も小さいことから集合住宅、マンション、アパートなどでも飼いやすく、現在の日本人の居住環境にマッチしており、歴史の浅さを感じさせない魅力があります。

日本名のマメルリハは漢字で豆瑠璃羽と書くことから、豆のように小さく瑠璃色の羽を持つことに名前の由来があります。
空や海を思わせる色をしているので、英名には太平洋や空のように青いと名づけられています。

小型のマメルリハですが、平均寿命は約20年と中型のインコに匹敵するので、長期間共に過ごすことができます。
マメルリハの販売価格は3万円前後といったところで、手頃なものだと1万円台、高額なものは5万円以上で取り引きされることもあるほどです。

マメルリハの容姿の特徴

マメルリハの毛色は深みのある青が主流ですが、水色に近い爽やかな色合いや、緑が強い個体もあります。
イエローやホワイトの個体も存在しますから、瑠璃色が由来のマメルリハですが、実はバラエティに富んでいます。

マメルリハの大きさは体長13cmほどで、体重は30g前後と非常に軽く手のひらに収まるサイズです。
オスとメスの体格差は殆どなく、大きさだけで見分けるのは難しいですが、色の違いで見分けることが可能です。

マメルリハの鳴き声は小さいので、集合住宅でも飼育できる可能性はあるものの、甲高い鳴き声を出す個体だと難しいです。

ただし、気分によってかなり鳴き声は変化しますし、機嫌の良い時は鈴のような鳴き声を出します。
逆に機嫌が悪かったり喧嘩をする際は、普段とは異なる大きな鳴き声に変わります。

シルエットはインコそのものですが、体長が小さくマスコット的な可愛らしさがあるので、形状にこれといった特徴はないとしてもそこが人気です。

マメルリハの性格

マメルリハは個体によってかなり性格が違うこともありますが、基本的には、割と感情表現が豊かで、普段はおとなしくマイペースで基本的には好奇心旺盛のやんちゃで、食事や遊ぶことを好みます。

もちろん警戒心がないわけではなく、見知らぬ相手には警戒心を見せますし、飼い始めたばかりの頃は手のひらに乗らないので、愛情を注ぎ信頼関係を築くことが必要です。

警戒心がなくなると、つがいのパートナーに見せるような甘えた仕草をし、マイペースに遊ぶ姿を見せる場合は気を許している証拠ですから、信頼されたり懐かれていると考えることができます。
逆にいえば、甘えてこないマメルリハは少なからず警戒していると思われます。

信頼関係のあるパートナーや飼い主の前では可愛らしく振る舞いますが、機嫌を損ねると途端に攻撃的になることもあります。複数飼育でそれぞれ同じように接しても必ず懐くとは限りません。同じ遊び方でも、機嫌を損ねたり、とくに何の影響もなかったりそこは性格の差による部分もあるといえるでしょう。

小さいので知能はそれなりだと思われがちですが、セキセイインコと比べても劣ることはないです。

マメルリハを飼育する際の注意点

マメルリハを飼育するうえで、健康や食事に関しての注意点は以下になります。

コミュニケーションに関しての注意点

マメルリハの飼育では、可愛らしい姿を眺めるだけでなく、必要な時にはしっかりとしつけをすることがコミュニケーションに関しての注意点です。
ルールを教えて身につけば、互いに安心して暮らせるようになりますし、マメルリハにとっても良いことだといえます。

マメルリハはスキンシップでコミュニケーションを図るので、触れたり撫でるなどして愛情を注ぐことが求められます。
無視されていると感じるとストレスが溜まりますから、放置しないように注意して時々話しかけましょう。

複数飼育の場合の注意点

複数飼育の場合の注意点は、同じケージに入れて飼うのではなく、別々に分けて飼育することにあります。
兄弟ですら喧嘩するときはありますし、激しいつつき合いで傷つくこともあるので注意です。

食事に関しての注意

食事に関しての注意としては、見た目の大きさよりも食事量が多いので、不足しないように十分な量を与えることです。
ひまわりの種を好んで食べますが、同じものばかりだと栄養が偏りますから、ほうれん草などの野菜もバランス良く与えます。

室温に関しての注意点

室温に関しての注意点はそれほどないですが、夏場は特に直射日光は避けましょう。
高温多湿は気になるでしょうが、暖かい環境が原産地なので暑さには割と強いです。

マメルリハのかかりやすい病気・ケガ

マメルリハのかかりやすい病気は各種感染症や胃に感染するカビによって引き起こされるメガバクテリア症やストレスが原因の毛引き症がかかりやい病気と言えます。

メガバクテリア症(=AYG、マクロラブダス症)

メガバクテリア症は、胃炎を起こし嘔吐、胃潰瘍まで発展する可能性のある感染症で多くの鳥類の胃に生息しているバクテリア・カビが起こす疾患で、マメルリハやセキセイインコは好発種とされています。
母から子への垂直感染が主な感染経路といわれ、母が感染していればほぼ子にも感染します。
一方で、感染=発症ではなく、健康体であれば何の症状も出ないケースがほとんどといわれています。
換羽期や人間の引っ越しや鳥かご(ゲージ)の移動などの環境の変化、各種ストレスで抵抗力がおちると発症しやすくなります。マメルリハはストレスに強いほうではないので、環境の変化や多頭飼いや過度なコミュニケーションは避けましょう。

早期発見できれば抗真菌剤で治療し完治が可能といわれています。

毛引き症

通常の毛づくろいは正常ですが、毛引き症にかかると皮膚に傷が入るくらいつつきます。
毛引き症の予防法は適度なストレス発散で、飼育のスペースを十分に確保したり、時々遊んであげることが重要です。
多頭飼いはあまり推奨される鳥ではなく、仲の悪い個体を一緒にしていると、ストレスが蓄積する一方ですから、必要であれば距離を離して飼育しましょう。
食事も楽しみの1つですから、変化を与えて楽しませてあげることも病気の予防法となります。
短時間の日光浴や水浴びもストレス発散に役立つので、これらも採り入れて飼育するのが理想的です。

喧嘩や他鳥からの攻撃によるケガ

注意すべきけがは喧嘩によるもので、噛む力が強いことから噛み合わないように気をつけましょう。
狭いケージもけがの原因になりますから、飼育環境に気を配ることが大切です。

屋外で日光浴をさせる場合は、大型の鳥に襲われることが何よりも危険です。
カラスくらいの大きさの鳥でも、マメルリハにとっては脅威ですから、襲われてけがをしないように気をつけたいところです。

マメルリハが加入できるペット保険

2020年7月時点で鳥の保険を取り扱っていて、ペットショップ以外で加入できるのは損害保険会社のアニコム損保(どうぶつ健保ふぁみりぃ)と少額短期保険会社のSBIプリズム少額短期保険(旧日本アニマル倶楽部(プリズムコール®))の2社のみとなっております。
また、ペットショップでの購入時に加入可能な保険にはアイペット損保「うちの子キュート」という鳥を含めたエキゾチックアニマル専用の保険もあります。

マメルリハがペット保険に加入する場合の注意点・鳥のペット保険の比較ポイント

マメルリハにペット保険が必要か?というのが飼い主の備え次第ですが、1つの通院でも数千円~数万円かかることも珍しいことではなく、体が小さいからといって医療費が極端に安いわけではありません。むしろ犬猫と比べると専門医はすくないので、お住まいの地域に鳥の治療に強い獣医師がいないこともあり、難しい病気の場合治療費が高くつくこともあります。そうした備えとしてペット保険を検討するとよいでしょう。以下はマメルリハがペット保険に加入する場合の注意点・ポイントです。

マメルリハ意外と寿命が長い。20年生きるケースも

マメルリハの体から考えると小型の鳥に分類されます。そのため数年の寿命と考えられがちですが、中型の鳥に分類されるセキセイインコを度程度の寿命があるといわれており20年生きるケースもあります。
当然個体差はありますが、ペット保険も長期契約ができるものを比較検討するのが良いでしょう。

ストレスから病気になる

環境の変化、室温の変化、飼い主とのコミュニケーションなど様々なことからストレスを感じ体調を崩すことがあります。ちょっとした変化であっても人と違い進行が早く手遅れになることも少なくありません。
備えが十分でないのであれば、診療費を気にせず獣医師にかかるために小鳥のペット保険を検討するのはよいと言えます。

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