コザクラインコのペット保険

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コザクラインコとは

コザクラインコはアフリカ南西部アンゴラからナミビア共和国に生息する体長約15cm程度の小鳥で、その色が鮮やかなことから非常に人目を引くものとなっているのが特徴です。非常に飼育がしやすいこともあり、現在では人気の高いものとなっていますが、コザクラインコが日本に入ってきたのは昭和30年代と比較的新しく、紹介されたのは大正時代の小鳥ブームの時期であったものの、外国産の鳥であることから飼育が難しいとされる日本に輸入される事はありませんでした。

コザクラインコの名前の由来はその体の色からで、全体に鮮やかな緑色の上、くちばしの部分を中心に赤色から黄色に変化するグラデーション状の体色をしており、小桜のような色合いであることによります。

コザクラインコの価格

生息地はアンゴラからナミビア共和国と非常に遠い場所ですが現在では、比較的日本でも簡単に手に入る鳥となっており、その販売価格は1万円弱程度です。ただし、色に希少性がある、すでによく人に慣れているなどの場合は価格が3~7万円程度まで上がることもあります。

コザクラインコの寿命

平均寿命10年程度で、5年から12年程度と寿命に個体差はあります。飼育状態が良ければ20年程度生きるものもあります。

コザクラインコの容姿の特徴と鳴声

コザクラインコは体調がメスもオスも15cmほどで大きくても17cmで中型のインコに分類されています。容姿は非常に美しいものとなっており、もともとの生息地が南米であることから鮮やかな森の木々の色に同化して非常に生息しやすいものとなっているのが特徴です。
日本のような比較的地味な色の花が多い地域では非常に目立つものですが、南米のように森の中でも鮮やかな色の花が多い地域では、逆にこのような色は目立たないものとなっているため、保護色の意味も兼ねているものです。

コザクラインコの容姿の特徴と鳴声

鳴き声は比較的甲高い声となっており、インコの中ではマメルリハの鳴き声に似ています。しかしその体の大きさや毛色は全く異なり、マメルリハの大きさは13cmから15cm程度と一回り小さく、またマメルリハの毛色は全体に黄緑色であるのに対し、コザクラインコは非常に鮮やかな色をしており一目で見分けがつくものです。どちらも非常に可愛らしく愛くるしい容姿をしている上、人間の声真似をすることもあるので、飼育をすると楽しみな小鳥となっています。

コザクラインコの性格

コザクラインコは比較的温厚な性格であり、特にパートナ-との間では仲睦まじい姿を見せることも多いことから、「ラブバード」と言う愛称で親しまれています。その信頼関係は非常に厚く、また1羽飼いの場合には飼い主である人間に対して強い愛情を注ぐことも少なくありません。ただし警戒心が強い面もあり、知らない相手に対しては距離感をもって接します。
知能がある程度発達していることから簡単な人間の言葉であれば覚えてしまうと言う愛くるしい面も持っているのが特徴です。
インコは人間の言葉を覚えるほど知能が高いと言われていますが、コザクラインコもその特性に漏れずに信頼関係のあるパートナ-や人間とは非常に仲良く生活することができます。その反面、大きくなると警戒心が芽生えてしまうこともあり、新しいコザクラインコに対しては敵を見せることも少なくありません。飼育をする場合には、愛情を注げばたっぷりと返してくれるといった親しみやすさも持っており、古くから多くの人に愛されているものとなっているのが特徴です。

コザクラインコを飼育する際の注意点

コザクラインコを飼育するうえで、健康や食事に関しての注意点は以下になります。

コミュニケーションに関しての注意点

コミュニケーションに関しての注意は定期的に行い満足をさせることが重要です。コミュニケーションが少ない場合には、そこから病気になってしまうこともあるため注意をしなければなりません。
嫉妬心も比較的強い部分があるため、健康管理を十分に行うことも重要です。

食事に関しての注意点

食事に関しての注意は、基本的には小鳥用の総合栄養食を与えるのが最も良い方法です。野生下においては、木の実・イネ科の実・果物・野菜・昆虫などを食べていますが、ペット用のコザクラインコにはあまりお勧めできず、野菜、果物にしても小松菜・チンゲン菜・ブロッコリー・ニンジン、リンゴ一般的に与えてよいとされているものを消化の状況などの様子をみてあげるのが良いでしょう。
また、コミュニケーションの中で、おやつを上げたい気持ちにもなるのが親心ですが、内臓が比較的弱いので、小鳥用に厳選された餌以外は与えないほうが無難です。

室温に関しての注意

コザクラインコは原産地は非常に寒暖差の激しい地域で生息しているため、広範囲の温度変化にも耐えることができる体質を持っています。しかし日本のような湿気の多いところは決して得意ではなく、そのため湿度の高い夏などは病気になってしまうこともあるので注意をしなければなりません。湿度の高い所や急激な温度変化がある所にはあまりおかないほうが無難です。

複数飼育に関しての注意点

複数飼育の場合の注意は、巣箱などを用意すると良いと考えられがちですが、基本的にペア以外の相手とは親密になることが少ないため、これらの状態を作りたくない場合には巣箱などを設置しない方が良いと考えられます。

コザクラインコのかかりやすい病気・ケガ

骨折

コザクラインコは非常に活発な鳥であるため、何の対策もせずに買った状態の鳥かごのまま放置しておくと足の骨などを折ってしまうことも多いので注意をしなければなりません。そのため、このような注意すべきけがに対しての対策を十分に考慮しておくことが必要です。様々な鶏小屋の角などにひっかけたりぶつけたりしないように、十分に考慮された比較的広いスペースを取ることが必要となります。

毛引き症と自咬症

自分の毛を引き抜いてしまい、地肌が見えるまでの状態になることがあります。これを毛引き症といい、悪化すると自らを咬み傷つける自咬症になります。
精神的な影響や生理的な現象の2つの原因があり、精神的な原因での毛引き症と自咬症は、コザクラインコのように知能の高い鳥に起こりがちで、原因の詳細としては、愛情不足や運動不足、環境の変化、退屈など様々あります。
愛情の浮き沈みなく接し、比較的に自由に歩き飛ぶことができる広いスペースを確保することが大切になります。生理的現象に関しては、抱卵時、異常な羽やにおいを取るために行われどんな鳥でも起きます。

寄生虫症

また腸内バクテリアにより栄養素を吸収することができずに死に至ってしまう場合もあるため、寄生虫の感染等にも充分に注意をすることが重要となります。その他にも南国の鳥であるため、湿気を嫌うことや狭いところに閉じ込められているとストレスを感じてしまい吐き下しをしてしまうことも少なくありません。
その予防法としては体調管理に充分に気をつけ、かかりやい病気には十分に注意をすることです。特に複数飼育の場合には注意が必要です。

コザクラインコが加入できるペット保険

2020年7月時点で鳥の保険を取り扱っていて、コザクラインコがペットショップ以外で加入できるのは損害保険会社のアニコム損保(どうぶつ健保ふぁみりぃ)と少額短期保険会社のSBIプリズム少額短期保険(旧日本アニマル倶楽部(プリズムコール®))の2社のみとなっております。
また、ペットショップでの購入時に加入可能な保険にはアイペット損保「うちの子キュート」という鳥を含めたエキゾチックアニマル専用の保険もあります。

コザクラインコがペット保険に加入する場合の注意点・鳥のペット保険の比較ポイント

コザクラインコなどの鳥にペット保険が必要か?というのはよくお聞きする話です。必要か否かは、飼い主の備え次第です。十分な蓄えや愛鳥にかけるお金を用意されている場合は必要ないかもしれません。
ただ、1つの通院でも鳥は、数千円~数万円かかることも珍しいことではなく、体が小さいからといって医療費が極端に安いわけではありません。公的健康保険がある人と比べるとだいぶ高額になるということを認識しておく必要があります。
さらに、犬猫と比べると専門医はすくないので、お住まいの地域に鳥の治療に強い獣医師がいないこともあり、難しい病気の場合治療費が高くつくこともあります。
そうした備えとしてコザクラインコのために鳥のペット保険を比較検討するとよいでしょう。以下はコザクラインコがペット保険に加入する場合の注意点・ポイントです。

コザクラインコの寿命を考える

コザクラインコは中型のインコに分類されており寿命は短くても5年、平均では10年程度生きます。
長寿のコザクラインコでは20年を超えることもあるようで個体差が大きいようです。
鳥の保険への加入年齢の期限は短く3歳前後ですので、購入からすぐに入るのか検討する必要があります。また加入最終年齢にも差があり、長く補償が欲しいと考える方は、長期契約ができるものを比較検討するのが良いでしょう。

知能の高い鳥ゆえに、ストレスから病気になる

環境の変化、室温の変化、飼い主とのコミュニケーションなど様々なことからストレスを感じ体調を崩すことがあります。ちょっとした変化であっても人と違い進行が早く手遅れになることも少なくありません。
備えが十分でないのであれば、診療費を気にせず獣医師にかかるために小鳥のペット保険を検討するのはよいと言えます。

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