文鳥(ブンチョウ)のペット保険

Pocket

このページは、文鳥(ブンチョウ)の特長やなりやすい病気などから最適なペット保険を比較検討するために情報をまとめました。文鳥(ブンチョウ)のペット保険をご検討の際にご利用いただければ幸いです。

文鳥(ブンチョウ)とは

文鳥(ブンチョウ)は鳥綱スズメ目カエデチョウ科に属する鳥で、もともとはインドネシアのジャワ島原産の固有種です。
そのため、ブンチョウのことを「ジャワ雀(Java Sparrow)」と呼ぶこともあります。
野生のブンチョウは標高1,500m以下の開けた草原や低木林といった場所に大きな群れで生息するのが一般的ですが、民家の庭先などでも見ることができる非常にポピュラーな鳥です。
餌としては主に木の種子や果実などを好みますが、時には昆虫なども食料とする雑食性です。

また、「ライスバード」と呼ばれることからもわかるようにお米が大好きで、一部の地域では害鳥として扱われることもあります。

日本にブンチョウが入ってきたのは江戸時代初期のことです。
ルートについては諸説ありますが、「インドネシアから南蛮貿易を通じで日本国内に持ち込まれた」という説や「中国でペット化されていたブンチョウが日本に入ってきた」という説が有力です。
当時は、歌川広重の「梅に文鳥」など浮世絵のモチーフとして使われるなど観賞用の鳥として高値で取引されていましたが、江戸時代も中期になると今の愛知県を中心に下級武士がブンチョウの繁殖を盛んに行ったこともあり、庶民の間でもペットとして飼われることが珍しくなくなりました。

なお、現在では日本で飼育されているブンチョウの多くは台湾などから輸入されたものです。

文鳥の容姿の特徴

インドネシア原産のブンチョウは日本では「ノーマルブンチョウ」と呼ばれていて体全体が灰色の毛で覆われており、頬にある大きな白い斑点と赤いクチバシ、黒いしっぽが容姿の大きな特徴となっています。
体長は15cm~18cmほどで、大きさ的には雀とほぼ同じか、少し小さい程度です。
現在日本で飼育されているブンチョウの多くは品種改良されたものであり、その中でも人気があるのが「白ブンチョウ」と「桜ブンチョウ」です。
白ブンチョウは突然変異で生まれたものとされており、ヒナのうちは若干グレーがかっていますが、成長すると全身真っ白になります。
一方、桜ブンチョウはノーマルブンチョウと白ブンチョウをかけ合わせたもので、その名前の通り胸の部分がほんのり桜色をしているのが特徴です。
このほかにはヨーロッパで品種改良された「シナモンブンチョウ」や「シルバーブンチョウ」も人気があります。

文鳥の鳴き声

文鳥の鳴き方には「地鳴き」「さえずり」「警戒鳴き」「呼び鳴き」があります。個体差はありますが、参考までに鳴き声例を記載しました。

地鳴き

日常的な鳴き声です。
チチッ、チョッ、ピッ
ポポ、ポポ、ピピ、ピピ 
など

さえずり

繁殖期の小鳥の雄の(美しい)鳴き方
チーヨチヨピヨ、フィーヨチヨフィーヨ
など

警戒鳴き

ゲゲッ、ギャッ
キャルキャル、カルルル…
など

呼び鳴き

愛を伝えるための鳴き方
キャッ、キャン、キャン
など

ブンチョウの性格

野生のブンチョウは気が強く扱いづらいこともありますが、現在ペットとして繁殖されている個体は人にもなつきやすく、手乗りブンチョウのように飼い主にべったりと寄り添ってくれる愛情深さを持っています。
鳥の中では結構知能も高く、名前を呼んだだけで飼い主のほうへ近づいてくることや簡単な芸を仕込むこともできます。
犬や猫と同じように大切なパートナーとして信頼関係を築くことも十分に可能です。

ブンチョウのかかりやすい病気

ブンチョウの寿命は一般的には7年~8年ほどと言われていますが、個体によっては10年~15年以上生きるものもいます。
ただし、ブンチョウにもかかりやすい病気があるので、少しでも長生きさせるためにも病気に対する知識も身につけておくと良いでしょう。

トリコモナス

ブンチョウがかかりやすい病気の一つが「トリコモナス」です。
これはトリコモナス原虫が感染することで引き起こされる病気で、感染力はそれほど強くありませんが免疫力の弱いヒナや若い個体に多く見られます。
主な症状としては嘔吐や食欲不振などがありますが、病院で検査を受ければトリコモナスかどうかはすぐにわかりますし、駆虫薬を投与することで比較的簡単に治癒します。

クラミジア症

「クラミジア症」もブンチョウに多く見られる病気の一つです。
オウム病と呼ばれることもあり、下痢を起こしたりくしゃみや鼻水が出たりします。

人獣共通感染症(ズーノーシス)

クラミジア症を含めいくつかの病気は人にも感染する人獣共通感染症となっているので、飼い主さんも注意が必要です。
クラミジア症に関しては、人に感染した場合はインフルエンザのような症状が出ることがあります。
文鳥はコミュニケーションが好きな鳥ですが、こうした人獣共通感染症には注意する必要があります。

ブンチョウを飼育する際の注意点

ブンチョウを飼育するにあたっては、まずケージと餌入れ・水入れを用意しましょう。
また、水浴びが大好きなので、水浴びができる容器を用意してあげることも大切です。
ブンチョウは活発な性格で活発に動き回ったり羽ばたきしたりするので、ケージは大きめのものがおすすめです。

複数飼育の場合の注意

また、ブンチョウを複数飼育する場合は、最初のうちは別々のケージで生活させましょう。
気の合わない個体だとストレスが溜まってしまうことがあります。

食事に関しての注意

餌は1日1回でかまいませんが、必ず毎日あげるようにしましょう。
ブンチョウは代謝が良いので1日でも食事を抜いてしまうと体が弱ってしまいます。

室温に関しての注意

ブンチョウを飼育する際は室内の温度にも十分に注意しましょう。
ブンチョウはインドネシア原産ということもあり暑さには比較的強いですが、寒さには弱いです。
冬の寒さが厳しい地域では室温を25℃前後に保つと同時に、ペット用ヒーターなどを用意してケージ内の温度も調節するようにしましょう。

コミュニケーションに関しての注意

ブンチョウは基本的に寂しがりやなので、少しの時間でもかまわないのでケージから出して遊んであげるようにしてください。
適度にコミュニケーションを取ることで愛着も増していきます。

文鳥(ブンチョウ)が加入できるペット保険

2020年7月時点で鳥の保険を取り扱っていて、ペットショップ以外で加入できるのは損害保険会社のアニコム損保(どうぶつ健保ふぁみりぃ)と少額短期保険会社のSBIプリズム少額短期保険(旧日本アニマル倶楽部(プリズムコール®))の2社のみとなっております。
また、ペットショップでの購入時に加入可能な保険にはアイペット損保「うちの子キュート」という鳥を含めたエキゾチックアニマル専用の保険もあります。

文鳥(ブンチョウ)がペット保険に加入する場合の注意点・ポイント

ブンチョウは意外と寿命が長い。15年生きるケースも

文鳥の体から考えると、ハムスターなどと同じように2~3年しか生きれないように思われがちですが、実際は5年~8年程度は生きます。
個体差はありますが、15年生きるケースもありえます。
そのためペット保険も長期契約ができるものが良いでしょう。

鳥の保険に戻る >

ページトップ