セキセイインコのペット保険

セキセイインコ
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このページは、セキセイインコの特長やなりやすい病気などから最適なペット保険を比較検討するために情報をまとめました。セキセイインコのペット保険をご検討の際にご利用いただければ幸いです。

セキセイインコとは

セキセイインコは、オーストラリア内陸部原産の鳥網インコ目Psittaculidae科セキセイインコ属に分類されている鳥です。
色が大変鮮やかで人の言葉を覚え話し、人なつっこい性格から日本国内でも一時期多くの家庭で飼育されていました。
ちなみにセキセイインコという名前は、野生のセキセイインコの色が黄色と緑色であることから「背黄青」=セキセイと名付けられました。
平均寿命は7年~8年程度ですが、飼育環境が良いとそれ以上に長生きする鳥で、実際にこれまで21年長生きしたという個体もいます。

セキセイインコの容姿の特長

体長は19cm~23cm、体重は35g~50g程度の小さな鳥です。
雀よりも少し大きめのサイズで、既述のように野生種は黄色・緑色をした1種類のみですが、飼育下で育てられる品種はカラフルな色が特徴です。
非常にカラーバリエーションが豊富で、40種類、品種はおよそ5000種にも及びます。
毛色は主にノーマルやオパーリン、レインボー、アルビノ、ルチノーなどといった種類があります。
品種により毛色や模様にさまざまな違いがあるため、選ぶ楽しさも魅力です。
また、つぶらな瞳とオウムのような丸みあるクチバシも大きな特徴となっています。

セキセイインコのオスとメスの見分け方

オスとメスの見分け方は、鼻孔周りのロウ膜の色が水色がオス、白っぽいのがメスになりますので大変わかりやすいです。
ただ、アルビノやルチノー、ハルクインはロウ膜が水色ではなく、ピンク色になるのが特徴です。

セキセイインコの性格

セキセイインコは、好奇心が非常に旺盛で、大変人なつっこい性格をしています。
特にこちらから愛情をこめて飼育していけばそれに応えるようによくなつきますので、初心者でも飼いやすく親しみやすい鳥です。
一方で、飼い主にべったりして遊んでいたはずが、不意に他事に興味がいくと突然自分の世界に入ってしまうこともあり、大変気ままな一面もあります。

また、初めて目にするもの、耳にするものに対して大きく興味を示し、一緒に飼育している犬や猫などにもちょっかいを出すことがしばしばあります。
好奇心が旺盛なため、おもちゃやアスレチック用品などを鳥かごの中に用意してあげておくと良いでしょう。

おしゃべり好きなのはオス

セキセイインコは、おしゃべりが大好きなので一緒に会話を楽しむのも良いでしょう。
ただ、おしゃべりが上手なのは、メスよりもオスのほうが多いので、おしゃべりさせたいという方は、オスを飼うと良いでしょう。
メスは鳴き声も小さく、比較的大人しい個体が多いので、インコらしいセキセイインコがほしい方はオスがおすすめです。

セキセイインコのかかりやすい病気・ケガ

セキセイインコは小鳥の中では体が強いとされることも多いようですが、注意すべきかかりやすい病気・ケガはあります。

メガバクテリア症(=AYG、マクロラブダス症)

メガバクテリア症は、胃炎を起こし嘔吐、胃潰瘍まで発展する可能性のある感染症で多くの鳥類の胃に生息しているバクテリアが起こす疾患で、セキセイインコは好発種とされています。
母から子への垂直感染が主な感染経路といわれ、母が感染していればほぼ子にも感染します。
一方で、感染=発症ではなく、健康体であれば何の症状も出ないケースがほとんどといわれています。
換羽期や人間の引っ越しや鳥かご(ゲージ)の移動などの環境の変化、各種ストレスで抵抗力がおちると発症しやすくなります。
早期発見できれば抗真菌剤で治療し完治が可能といわれています。

過剰産卵

過剰産卵とは、1回の産卵数の数が多い、または産卵回数が多いことです。セキセイインコの場合、1回の産卵で3~5個を生むのが平均的な産卵数ですが、1回で10個を超えることもあり、この場合過剰産卵の可能性があり、病院に相談したほうが良いでしょう。こうした過剰産卵は発情を伴わないケースもあります。
過剰に産卵することで、セキセイインコには低カルシウム血症や変形卵、小型卵、無殻卵などの卵自体に異常が発生し、進行すると卵管蓄卵材症などの輸卵管の病気になる事が多いといわれています。

肝疾患

肝疾患はセキセイインコなどの鳥の場合、クチバシが変形している、長く伸びるなどの異常が見られた場合、肝臓の疾患を患っている可能性があります。

疥癬

口周りにかさぶたのようなものができていた場合は、疥癬かもしれません。
疥癬はトリヒゼンダニの一種で、皮膚炎を起こします。ほかの鳥にも感染し一気に感染することもあります。

精巣腫瘍

そしてオスの場合のみですが、鼻の色が茶色くなってしたら精巣腫瘍の可能性が疑われます。
ちょっとした変化も見逃さないように、毎日様子を把握してあげるようにしましょう。

セキセイインコを飼育するうえでの注意点

セキセイインコを飼育するうえで、健康や食事に関しての注意点は以下になります。

健康管理に関しての注意

セキセイインコの野生種は天敵から身を守るために体調が悪いときも、いつも通りに振舞おうとします。
そのため、ペットとして飼育しているセキセイインコも同様に体調が悪くてもそれを見せようとすることがありませんので、なかなか体調が悪いことに気づくにくいこともあります。
そのため、できるだけ定期健診などを受けるようにして健康状態を管理してあげるようにしましょう。
定期健診の目安としては、家に迎えてから1週間後にまずは受診し、幼鳥期や高齢期は半年に1回、成鳥期は年1回程度診てもらうようにします。
日頃から呼吸が荒かったり、下痢が続いていたり、嘔吐があったり、くしゃみや咳を頻繁にしていたり、いつも鳥かごでぐったり寝ているなどの症状があれば病院へかかりましょう。
餌を食べなくなったり、フンが出なくなったり、血便があったり、フンの大きさが極端に小さくなったなどの場合は状態が良くない可能性が高いので、すぐにでも病院にかかりましょう。

トイレ掃除は毎日行う

フンの様子などは、毎日チェックするようにし、鳥かご内のフン掃除は毎日こまめに行うようにしてください。
これによりフンの状態を常に確認することができます。

室温に気を遣う

インコの体調が悪いときはまず、保温を心がけることが重要になります。
キャリーケースやプラケースなどに入れて、ヒーターなどを駆使して28℃から30℃程度まで温めてあげましょう。

食事に関しての注意

野生のセキセイインコは木の実やイネ科の実、果実、野菜、昆虫などを食べ、ペットとしてのセキセイインコは、ひえやあわなどを混合したシード食などのセキセイインコ専用の混合フードを主食とし、そのほかに副食として野菜やリンゴなどの果物を与えます。
セキセイインコは、主食のほかに副食を補食として与えなければなりません。
できるだけ新鮮な野菜、果物を与えるようにしましょう。

餌を与えすぎることによる肥満にならないように十分注意しましょう。
肥満になるとセキセイインコも動脈硬化などのあらゆる病気にかかってしまうおそれがあります。
また、メスはオス比べて攻撃性の高い個体であるため、複数飼育ではなく1羽で飼育するのがおすすめです。

セキセイインコ が加入できるペット保険

2020年7月時点で鳥の保険を取り扱っていて、ペットショップ以外で加入できるのは損害保険会社のアニコム損保(どうぶつ健保ふぁみりぃ)と少額短期保険会社のSBIプリズム少額短期保険(旧日本アニマル倶楽部(プリズムコール®))の2社のみとなっております。
また、ペットショップでの購入時に加入可能な保険にはアイペット損保「うちの子キュート」という鳥を含めたエキゾチックアニマル専用の保険もあります。

セキセイインコがペット保険に加入する場合の注意点・ポイント

セキセイインコは意外と寿命が長い。21年生きるケースも

セキセイインコの体から考えると、ハムスターなどと同じように2~3年しか生きれないように思われがちですが、平均寿命は7年~8年といわれています。
個体差はあり、体が弱い個体は数年で亡くなることもありますが、21年生きるケースもありえます。
そのためペット保険も長期契約ができるものが良いでしょう。

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