ペット保険比較

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ペット保険に新規加入する際や、あるいはすでに入っているペット保険の更新が間近で見直しを検討する際には、商品数が多く、犬種・猫種、年齢によって保険料が異なり、補償内容も保険会社によって異なるなど、比較するのがひと苦労です。
比較するチェックポイントを把握していれば、ニーズにあったペット保険を選ぶ事ができます。



ペット保険比較の4つのチェックポイント

  • 比較ポイント①加入対象となるペットの条件をチェック

    • 加入予定のペットの種類によって加入できる保険や年齢などが異なります。入りたい保険があっても飼育しているペットが補償対象となることを確認し比較することが重要です。
      犬猫はすべての会社で補償対象になりますが、鳥、ウサギ、フェレット、爬虫類、モルモットのような小動物においては、補償対象としているペット保険会社は少ないのです。
  • 比較ポイント② メインの補償(通院・入院・手術)をチェック

    • ペット保険は基本として、通院、入院、手術への補償がありますが、商品によってこれら3つの一部或いは、すべてを補償します。さらに、それぞれの商品の補償割合や、1日あるいは、保険そのものの支払限度額・支払限度回数などの条件を確認しましょう。
  • 比較ポイント③ 保険料は無理のない範囲かチェック

    • 補償が大きければ当然保険料はあがります。補償の大きさと保険料の高さは比例していると理解いただくとわかりやすいでしょう。犬や猫の寿命は10年を超えることが多く、長く継続することを前提に予算内かどうか確認しましょう。1年ごとの保険ではありますが、犬猫も晩年は病気ケガも増えますので、掛け続けられなければ意味がありません。
  • 比較ポイント④特約などその他の補償の内容をチェックし必要性を確認・比較

    • 基本的な補償以外の特約や、独自のサービスを提供している保険会社もあります。
      一番有名なところでは、動物病院での窓口精算サービスです。ペット保険会社が発行する保険証代わりのカードを提示することで、提携している動物病院であれば、その場で契約の補償割合、補償内容に応じて割引になります。人間の健康保険をイメージすれば分かりやすいでしょう。後日保険金請求することが不要ですので非常に便利で、立替をする必要がありません。
      また、ペットの噛みつき事故が発生した場合に利用ができる賠償責任保険は付帯できるかなどをチェックするとよいでしょう。




比較ポイント① 加入対象となるペットの条件をチェック

2020年5月時点でペット保険会社は15社ありますが保険会社によって、加入できるペット保険が異なります。
犬猫は全社加入できますが、そのほかの鳥(文鳥・インコなど)、フェレット、ウサギ、小動物(ハムスター・モルモット・リスなど)、爬虫類(カメ、トカゲなど)は加入できるペット保険会社が限られていますので注意しましょう。

損害保険会社

保険会社名うさぎフェレット小動物爬虫類保険商品名
アニコム損保
×××どうぶつ健保ふぁみりぃ
どうぶつ健保しにあ
どうぶつ健保ぷち
アイペット損保うちの子
うちの子ライト
うちの子キュート
アクサダイレクト×××××アクサダイレクトのペット保険
au損保×××××au損保のペット保険
ペット&ファミリー損保×××××げんきナンバーわん
げんきナンバーわんスリム

1 鳥(文鳥・インコなど)、フェレット、ウサギ、小動物(ハムスター・モルモット・リスなど)、爬虫類(カメ、トカゲなど)がアイペットに加入する場合、ペットショップでの加入です。

少額短期保険

保険会社名うさぎフェレット小動物爬虫類保険商品名
イーペット少額短期保険××××e-ペット保険
イオンペット少額短期保険×××××イオンのペット保険
ペットメディカルサポート×××××PS保険
ペッツファースト×××××ペットがいちばん保険
ペッツベスト×××××セレクトBEST
楽天少額短期保険×××××あんしんペット保険
日本ペット少額短期保険ト少額短期保険×××××プラチナプラン
ゴールド
パール
日本アニマルクラブプリズムコール(R)
SBIいきいき少額短期保険株式会社 ×××××SBIいきいき少額短のペット保険

ペット保険の加入条件比較はこちら >
 
 

比較ポイント② メインの補償(通院・入院・手術)をチェック

 通院・入院・手術が基本的な補償内容ですが、ペット保険の商品内容により、同じ通院補償であっても、限度日数や限度回数などがあり、
ペット保険の補償の構成のパターンとして、フルカバータイプと、制限型があります。

日額限度

回数限度

免責

窓口決済

フルカバー型※1

なし

なし

あり

なし

制限型※2

なし

あり

あり

なし

1 フルカバー型とは通院・入院・手術が対象となる保険です。
2 制限型とは 通院・入院・手術のうちいずれかのみが対象となる保険です。
 

日額限度

回数限度

免責金額

窓口決済

フルカバー型

なし

なし

なし

なし

 

日額限度

回数限度

免責

窓口決済

フルカバー型

あり

あり

なし

あり

 

比較ポイント③ 保険料は無理のない範囲かチェック

大きな補償を望めば高い保険料がかかるのは、犬・猫のペット保険も人間の保険も同じです。そして、かけ続けなければいざというときに使うことができないのが保険です。
ですから加入するなら、無理のない保険料でないといけません。
一般的に保険料と補償は相関関係があり、比較ポイント②で挙げた補償内容を保険料順に並べると以下のようになります。
 

保険料高い  フルカバー型 > 制限型  保険料安い 

 

さらにこうしたフルカバー型、制限型であっても補償の構成で、保険料が違います。

 

フルカバー型の保険料の違い

通院、入院、手術が補償対象となるフルカバー型であっても、補償内容の違いにより保険料が大きく異なるケースがあります。
以下の3点の取り扱いが保険料の違いになります。

・日額・回数上限の有無
・免責の有無
・窓口決済可能の有無

日額・回数上限が無く、免責金額もなく、窓口決済ができるものが最も保険料の高い商品となります。

 

制限型の保険料の違い

フルカバー型と同じように以下3つが違いとして考えられます。

・日額・回数上限の有無
・免責の有無
・窓口決済可能の有無

 

さらに、通院補償・入院補償・手術補償どれを中心としている保険かによっても保険料は、異なります。
一般的には、手術と手術に付帯した入院を補償対象とし、通院は補償対象外となっています。
通院補償は利用頻度が多いため、治療を伴わない、薬の処方も含め補償対象外となると大幅に保険料が安くなります。

また、通院のみ補償とする保険に関しては、高額診療費になりがちな、手術・入院を対象外とすることで、保険料が安くなります。
一般的には通院のみのほうが安いケースもありますが、限度回数や手術の上限金額をかなり抑えた商品では、手術特化の商品のほうが安いケースもあります。

特定の疾病が対象化か否か

特定の重病や慢性疾患、犬種や猫種で診療頻度の高い治療に関して対象外とされているこがあります。
これら保険会社にとって引き受けリスクの高い疾病を補償対象外にすることで、保険料を抑えることになっているケースがあります。

重病の例

ガン、心臓疾患、腎臓病、糖尿病など

慢性疾患の例

重度の皮膚炎・外耳炎(アレルギー、アトピーなど)、尿石症(ストラバイト尿石症など)

犬種や猫種で診療頻度の高い疾患

膝蓋骨脱臼、椎間板ヘルニア、歯科治療など

 

比較ポイント④ 特約などその他の補償の内容をチェックし必要性を確認・比較

ペット保険には、通院・入院・手術といった病気・ケガに関しての補償以外にさまざまな特約が存在しています。
こうした特約が必ずしも必要かはわかりません。
どんな補償が必要なのか、よく検討すべき内容です。

特約の種類 特約の概要
ペット賠償責任特約 他人や物に損害を与えるなど、法律上の賠償責任が生じたときに所定の保険金が支払われる
高度後遺障害保険金特約
(ペット用車イス費用特約)
障害によってペット用車椅子などの補助器具を購入したときに所定の保険金が支払われる。
ガン手術保険金特約 ガンで手術を受けたときに、通常の手術給付金に上乗せして所定の保険金が支払われる。
診断書費用保険金特約 保険金を請求するために診断書を作成する費用がかかったときに所定の保険金が支払われる。
葬祭保険金特約
(セレモニー費用特約、火葬費用特約)
死店の亡して火葬や埋葬をしたり、供養のための仏具を購入したときに所定の保険金が支払われる。

項目別ペット保険比較のポイント

ペット保険を項目ごとに比較したい方は、保険料比較のポイント、補償比較のポイント、特約比較のポイントから、気になる比較方法や各社詳細情報を確認しピッタリのペット保険を見つけてください。

 
 
 

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